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2017-09-23

世界への旅と、内面への旅。最も広い世界は、自分自身の中にある。

&プレミアム8月号「旅をしたくなる」

デンマーク・ベルギー旅行から帰ってきて、旅先で撮った写真を見返しながら、ぼちぼちと写真で綴る北欧旅行記を書いています。

旅行中、日常の10倍くらい活動的に動き回っていた反動のせいか、帰ってからしばらくなかなか疲れが取れずにいました。もう当分旅行はいいや、と思っていたのですが、体力が回復してくると、さて来年はどこへ行こうかなどと頭の中で妄想を広げています。

「旅」という言葉に、とても心を惹かれてしまうのです。
&Premium(アンドプレミアム) 2017年8月号を見返して、しばし空想の世界にひたってしまいました。

あの人は、どんな旅をしたのか。7人の旅の物語。

&プレミアム8月号「旅をしたくなる」では、かつて、海外旅行が今ほど身近でなかった時代に、異国の地をまっさらな瞳で旅した、たくましい7人の女性たちのストーリーが紹介されています。彼女たちが体験した、運命的な土地との出会いや人生の転機となる発見は、読んでいてとてもワクワクするものがありました。

旅することの大切さや素晴らしさを教えてくれる7つの物語でした。

  • シャルロット・ペリアン(アルプス 1937)
  • 岸田今日子(インド 1984-1985)
  • アン・モロー・リンドバーグ(北太平洋飛行 1931)
  • いわさきちひろ(ヨーロッパ周遊 1966)
  • ニーナ・シモン(パリ 1970)
  • 合田佐和子(エジプト 1985)
  • ジョージア・オキーフ(ハワイ 1939)

世界への旅と、内面への旅。最も広い世界は、自分自身の中にある。

人生はよく旅に例えて表現されます。人生とは旅のようなもの、旅することは人生そのもの、そのような意味合いの言葉はかつての偉人の言葉でもよく見かけます。

旅の荷物はいらないモノは持たないし、少ない方が身軽でいい。人生という旅路でも、それは同じことなのかもしれないと思います。

7人の旅の物語で一番興味を引かれたのは「アン・モロー・リンドバーグ」の旅の物語でした。

女性飛行家のパイオニアとして知られるアンは、人生の後半は作家・ジャーナリストとして数多くの著書を発表しています。アメリカでベストセラーとなった「海からの贈物」で、アンは、岸辺の小さな貝殻を通して自分の内側を探り心の奥底を覗き込んでいく一節が印象的でした。

浜辺での生活で第一に覚えることは、不必要なものを捨てるということである。どれだけ少ないものでやっていけるかで、どれだけ多くではない。<中略>私はほら貝を机の上に戻す。私はそれを見ている間に、私の考えは中へ、中へと進む一つの螺旋状の階段を昇り始めたのである。

—ヨーロッパ、アフリカ、南米、日本・・・、夫と大空を飛び、世界を旅した彼女は、人生の最後に最も広く深遠な場所を旅したのだ。

自分の内面へと向かうこともまた、旅なのだなあと感じました。心の内側の世界は、自分自身では気がつくことができない大きなものへと繋がっているのだと思います。

本が導く旅へ。4冊の本と、4つの旅

北海道、奈良、沖縄、山形。時を超える4つの旅。

  • 林 芙美子『摩周湖紀行』(北海道 _ 道東)
  • 白洲正子『かくれ里』(奈良_ 明日香・吉野・葛城)
  • 澤地久枝『琉球布紀行』(沖縄_ 南風原・首里・読谷村・喜如嘉)
  • 田辺聖子『おくのほそ道を旅しよう』(山形_ 最上・出羽・庄内)

人の意識は、現実にそこに行かなくても、時を超え、空間を超えて行ける不思議なものなのかもしれません。

読書の秋、内側への旅にふけってみるのも悪くないなあと思います。

&Premium(アンドプレミアム) 2017年8月号

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そうだ、旅、行こう。