32年間知らなかった母の癌。

人生

32年間知らなかった母の癌

昨年、母が大きな手術をしました。
これからの人生を良くするための前向きな選択でした。

主治医の先生との手術の説明や問診のやりとりの中で、
母がかつて癌だったことを知りました。

びっくりして椅子から落ちそうになりました^^;

私が小学生だった頃、
母が胃の手術で2ヶ月半ほど入院していたことがありました。

父からは<胃潰瘍>だと聞いていました。
母も30年以上ずーっと、胃潰瘍だと思っていたそうです。

「あれ、胃がんだったらしいのよ。
お父さんずっと内緒にしてたから、聞いてびっくりしたわー」と、笑う母。

「あの頃はほんま大変やったなあ。寝れんかったわ。
長い人生には、まあ、いろんなことがあるもんやで」と、父も笑いながら。

父は当時、毎日のようにお寺や山にお参りに行っていたそうです。

父も母もあっけらかんと話していましたが
私は泣きそうでした。

32年間知らなかった母の癌。

私の子供時代のほとんどは、誰かが病気で入院していて。
商売をしていたから、土日も夏休みもなくて。

家族でキャンプや遊園地に行く友達が
心の底からうらやましくて仕方ありませんでした。

そして、すごく、寂しかったです。

反抗期のど真ん中になった私は父や母を困らせてばかりで、
母にひどい態度をとることもしょっちゅうで、
「もっとお母さんを大事にしてくれ!」と
父にひどく怒られました。

あれは、そういうことだったのか・・・

当時の父も母も、今の私よりもずっと若いのに、
大きなものを背負って生きていたんだな。

一人になるといろんな感情が溢れてきて
涙がボロボロ止まりませんでした。

32年間知らなかった母の癌。

(4年前、初めて両親と泊りがけの旅行に行くことができました)

かつての病気のことを笑って話せている光景は
32年前の父には夢のような眩しい未来なのかもしれない。

英語のプレゼントは<今、現在、存在している>という言葉。
そして、贈り物という意味も。

今、存在していることはプレゼントだなあ、と
じんわり暖かい気持ちになりました。

年齢ですかね。
涙もろくて困ります(*´ェ`*)

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